自分自身が活性化事業に取り組むことと、他者の人たちが活性化事業に取り組むことのサポート要請されて実施することで、どうしても違和感がありました。前者であれば全く問題にならないのに、なぜか後者になるとこちらでどうにもしがたい問題が出てくる。

その決定的違い。それは「欲」です。

まちの活性化というのは、仕掛けるチームが現状の衰退状況に対して、自分まちのまちを「こうしたい」という明確な欲をもって行動する必要があります。当たり前ですが、活性化のあり方、到達地点に正解なんて存在しません。

いくらワークショップをしようと、いくら市場分析作業をしようと、最後には、誰かが自分達で欲を持って行動に移さないと、何も変わりません。話し合いだけでは前に進まないし、欲がなければ「何か成功する事業ってないですかね?」みたいな人の欲に相乗りするみたいな話しか出てこない。これでは、プロジェクトの発端が出てこないんですよね。

何より大変厄介なのは、「欲」というものは主観的かつ能動的なものなんですよね。

私たちも自分でやってきた、やっている方法論を人に伝えたり、事業計画における要点を抑えて共に作ったり、地域で実装していくときの具体的なアクションとかは体系化して学んでもらえるようにしたりはできます。

しかし、地域が仕掛ける当事者に「欲」がなければ何も始まりません。
組織で決まって仕事だから、地元でやらなくてはならないという話になっているから、なんとなく、、みたいな欲の希薄さが出てくると、とたんにプロジェクトは滞り、魅力は失せて、誰もそれに力を貸そう、絶対によいものにしようという話にならなくなります。

方法論の以前の問題なのです。仕掛けるがわに適切な「欲」があるか否か、というのは。

活性化事業に取り組む人は、適切な「欲」があるのか。これが問われています。

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