年末にまた今年読んだ本の整理とかをしていこうと思うが、ひょんなことで知り合いが翻訳していたことを先日知ったのが、この「小さなチーム、大きな仕事」。今度、完全版(下左側のもの)になって発売されるらしいので、ぜひ皆さん興味があればご購入をお勧めします。

昔読んだ時に書いたブログエントリーもあったのでご紹介。
■「小さなチーム、大きな仕事」からみる、まちづくり事業チームのあり方 (No.862)

 

アメリカのベンチャー企業のワークスタイルを経営者たちが自ら説明しつつ、読み手に新たな気づきや価値観を提示する本です。日本における、戦後確立してきた従来の大企業システムの中で疑問を持っていたり、学生でどう働いていけばいいのか見えないとか、そういう時には最適でしょうね。

やる仕事に適した組織規模があることは間違えなく、大きいことでできることもあれば、できないこともある。つまり何事も選択だということ。

時間を作ったり集中するためにはどうするべきか。インターネットを活用しているメンバーだからこそかなりリアリティのある内容になっており、様々なネットツールに時間を浪費することなく、生産性を上げていくための工夫なども個人的にはかなり納得感のあるところだった。

さらに、この本は人材不足に悩んでいるまち会社の経営についても非常に役立つものばかり。人がいないから出来ない、時間がないとか、色々と言い訳をつけて、成果があがらないことを説明していることにドキっとするあなた。もしくは、忙しすぎてやらなくてはならないとわかっていても手がつけられないあなた。地域に関わりたいがどうしても時間がないとおもっているあなた。

ぜひこの本を手に取ることをおすすめする。読みやすい一冊なので、読み始めたらすぐに読みきれると思います。年末年始のちょいとした時間にぜひどうぞ。

この翻訳チームのリーダーである黒沢くんと年明けに少し、まち会社の経営スタイルについて意見交換することにしているので、またその内容はupします。