商店街における店舗配送の効率化の動きは、全国各地で社会実験を経て実行されているケースが多く出てきました。荷さばきに関しては、中心市街地では安全確保の問題などの面で課題を抱えることも多くありました。特に近年では路上駐車規制の強化によって、車両を駐車場にとめる必要が出てきました。

横浜元町のように専用駐車場と配送車両による一本化を図る場合もありますが、そこまで出来ない場合がほとんどです。さらに中心市街地で商店街が独自の駐車場事業を展開している場合にはそれを利用することが考えられますが、それがない場合には配送会社が独自に駐車場を確保してきました。

そこに時間貸し駐車場大手のタイムズが、商店街の荷さばき利用に関する新たなプランを作り、吉祥寺周辺で実施することになったようです。

■タイムズ、吉祥寺エリアで荷さばきサービスを開始

これにより運送会社としては駐車場コストが低減、駐車場会社としては安定収入の確保となり、商店街としては荷さばき問題の解決に繋がるとのこと。

不動産価格が高止まりする中心市街地において新たに駐車場等を確保するよりはこのような提携によって解決するほうがリスクも低く、良いのではないかと思います。他の地域にも展開していくようですので、色々なまちで導入検討されてはよいかと思います。