今日は梅雨空ですね。微妙な気温の変化に、体調を崩しやすい時期ですので、どうぞ皆様お気をつけください。

最近、英国における地域再生や都市再生政策に関する話がよく出て聞かれます。先日の全国商店街振興組合連合会の総会でも英国・TCM(TownCenterManagement:英国の地域再生ソーシャルエンタープライズ)の方を招聘して講演と意見交換をしていました。
このブログでも専門家の方にお聞きした話などを何回か掲載してきましたが、英国では90年代ブレア政権下で地域再生関連の大幅な行政改革が行われましたるそのひとつが地域開発公社の設置でした。
ワンストップサービスで地域再生に取り組むために分断されていた出先機関などを統合(予算などでも)することによって、大きくパフォーマンスを伸ばしたものです。

で、そんなところを本棚を整理していて出てきた本があったので紹介します。下記の本では、ざっくりとではありますが、そのような英国での変革の流れを説明するとともに、各地でどのように展開されたのかをケースとして紹介しています。

英国のシティチャレンジなど、主要都市に向けた重点配分型モデルは大変重要であると考えています。それと同時に、英国TCMのような地域再生を支える民間組織の存在も大変重要です。官民双方の再生に向けた着実な取り組みが求められているんですよね。

検証 イギリスの都市再生戦略―都市開発公社とエンタープライズ・ゾーン
検証 イギリスの都市再生戦略―都市開発公社とエンタープライズ・ゾーン