不覚にも暑さとクーラーの聞いた部屋とのギャップにやられてしまったのか、昨日熱を出してしまいまして、一晩寝込んでしまいました。どうにか熱は下がったので、今日も午後から打ち合わせなどに向かいます。どうにも更新が間開いてしまって申し訳ない限りです。

さて、最近「Syndrome of Paralysis by Analysis」(分析マヒ症候群)について少し考えることがありました。今日サイドバーの野中先生の著書でも少し取り上げられているほど、結構昔から言われている企業の抱える分析病みたいなものですね。
経営企画を担当するセクションなどが戦略性を追求している一方で、現場レベルではまったく戦略を理解しておらず、実行されていないという問題です。計画する段階では戦略を追求しても、結果的に組織全体で実行されなければ戦略もまったく意味がないですよね。
政策なども結構似ているな、と思わされるのは、補助制度とかを作るときには結構戦略を意識しているのですが、結果的に利用する側にはそのような意識は無かったりするんですよね。

そう思うと、戦略というのは立てて与える、という方法は限界があるのではないか、と考えさせられます。誰かしらが戦略を組み立てて、それを組織に徹底させるというような方法がどれだけできるのか、悩まされるところです。

なかなか結論は出ないのですが、このような問題が常に様々な局面で生じることを認識して物事は進めないといけないな、と思わされます。