以前ブログでも宣言していた、always三丁目の夕日を見に行く件ですが、どうにか時間を見て見てきました。上映がほとんど先週末までということもあって大慌てではありました。

内容的にはネタバレになってしまうので、それほど触れませんが、人々の生活観や町の低層建造物中心、道路の不整備、職住一体などが顕著に見える内容でした。また自動車修理工場が出てくることもあってか、自動車が多く出てきましたが、日本車と外車との差の歴然としたものには圧巻させられました。特にトラックなどは早期から国産モデルが出回ったとききますが、乗用車に関してはかなりその差が目に見えるもので、これが70年代などには輸出が始まり、80年代には脅威とまで言われるようになったのは本当に驚かされるものです。
また人々の生活のいたるところに、戦争の傷跡があり、人々が戦争という大きな負の遺産を引きずりながらも、将来への希望を抱いて生活をしている姿は力強さを感じました。というよりも、暗い時代を振り切るためにも、将来に賭けているようにも思えました。

個人的には職住一体の生活が、やはり大きく異なる風景ですね。サラリーマンなどの被雇用者層の増大とともに、商人でさえ職住分離が進んだ現代において、生活と仕事が密着しているのはある意味、自分たちの世代には違和感さえ覚えるほどです。

しかしながらあの時代を回顧して、胸熱くなる想いは私自身も同様で、昭和30年代だけでなく、高度経済成長の過程のその後も知りたいと感じます。僕らの世代が戦後の経済発展、特に商業流通にしても統一的な歴史観を身に着けるためには、あのような映像などのビジュアルと歴史的な事実の整理を結びつけることが必要だと考えました。

また何よりひとつの作品としても大変感動を覚えるいい映画でした。

三丁目の夕日