阿波おどりの公募内容が15日にオープンに。

単価は委員会の承認制(つまりは勝手に値付けではない)のに、500万/年は固定納付。変動では、利益の20%。ただし補助金は委員会として確保に努力するけど、保証はない。桟敷とかは貸してくれる、らしい。まぁお祭り開催権を500万+20%で契約し、委員会の承認を経ないと値上げもできず、各種コストも委員会からあれこれと求められる内容で支出しないといけないのか。。。。こりゃほんと営業権ではなく、ショバ代の世界だな。行政や実行委員会はノンリスク。民間だけがリスク負わされる。アンフェアな契約ですね。

まぁ一番のリスクは営業面というよりは実行委員会並びに徳島市と各種調整をしてやらなくてはならないことだろうなぁ・・・。道路使うから警察協議などを経て求められる警備費だけでも膨大で、さらに実行委員会が求める内容とかを言われるがままにやってたら大変なことになりそう。しかも「貴方がたは儲けるためにやっているのだから」みたいなことを民間事業者は言われる構造になってしまっているしね。かといって、「儲からないならやらない」とか言うと、伝統を軽視するのか、とか言われそうだし。板挟み必須。相当な代理店魂求められますな。(後出しジャンケンこわい

そのあたりって本来は、事前に公募仕様を固める段階で細かな内容に書かなきゃいけないのよね。昨年の会計決算資料の細かな内容も公開にはなっていないし、そこ含めて全く丸投げ・・・。この公募資料だと今までのコスト構造を理解するのは徳島新聞や元観光協会関係者とかくらいではないのですかね。

何より自分たちにできないことを委託するのに、自分たちにできないことを義務付けて、さらに自分たちの言うことを聞くように、モニタリングなどで監視するぞ、という公募は様々な場合に無理がある・・・。(言うことがそもそも赤字原因となるようなことばかりだから)

少なくとも過去の事業の詳細な分析、過去のイベント開催時のデータとかを出した上で公募しないと、本当に出来レースのようになってしまいます。。。やはり公募って本当に仕様設計が肝なんですよね。関係者の方にきていも調整がつく落としどころがこういう形式になってしまったというのが本音のようですが、お祭り開催権というショバ代モデルになってよいのかなと。


阿波おどり実行委員会