ひょんなきっかけで邑南町訪問してきました。5年前の交付金問題などで自分が触れていたとは知らず、さらにそれを国会質問で取り上げられていたとはさらに知らず。笑 そんな中でも声がけくださる懐の深い寺本さんとの対談も改めて整理。春以降、A級グルメの旅にでたいと思います。
特に今回寺本さんと話していて思ったのは、起業家ばかり支援していたらやはり問題もあって、それは地元で必要な労働力というのはもっと多様に存在するのにそれは結局回らなくなっているという現実と向き合えないこと。自ら起業したレストランなどが稼ぎ、地域の農家はもともと自営業みたいなもんだけど、その人達も産直施設でがんがん稼ぐ。だけど、そのレジ打ちしている人の時給がガンガンあがるかといえば、なぜか皆、稼いでいても人件費はケチる。まずは邑南町としては島根県内だけど、実質広島経済圏に位置しているので、広島並の時給は既にいくつかの拠点では十分に支払えるわけで、それは実現するべきで、できれば、島根県内でトップの平均時給みたいなところまではそれぞれが意識したいすね、という話を寺本さんとしていた。
起業家支援も大切だけど、その先にそれら事業が持続可能になるためには従業員の平均給与へと稼ぎの一部を転嫁するのが重要であること、設備投資などによって生産性を高められるのであればそれらの追加投資をしていくこと、などと向き合わないといけないなと思った。どうしても起業家支援ばかりがフォーカスされるけど、起業家だけでは地域が回らないのもこれまた確かな話。それらの全体観をもって行くことが大切すね、ということになった。
あとお店はかなーり休みをとるスタイルになってて、これは本当にいいなと思うところ。ヨーロッパ並みに皆が休みをとって生活ができているスタイルが都市部よりローカルのほうが先に出てきているのも時代なのだと思う。